2. 測定器のオプションにない信号を出したい/測定したい

SystemVueでは生成したカスタム信号を測定器リンクで送・受信できます。

 

エレクトロニック・システム・レベルのデザイン環境であるSystemVueは、既存の規格の信号を一部カスタマイズしたり、全くオリジナルの信号波形を生成したりすることができます。そして測定器にリンクすることで、その信号を実際の測定に利用することが可能です。

   
 

(1) ライブラリとして用意された規格信号をカスタマイズ

 

SystemVueにはLTE-A, 3G, WLAN, DVBなど様々な規格の送信・受信ブロックがライブラリとして用意されています。

これらライブラリに含まれる信号源ブロックをそのまま規格準拠の信号波形の発生に使用することができるのは勿論のこと、その信号源ブロックのサブ回路レベルで符号化やフィルタなど、各所に変更を加えることが可能となっています。

これにより、既存の規格信号をカスタマイズした信号の生成が容易になります。

また、標準で含まれる多数の回路ブロックを組み合わせることで、独自の信号を生成させることも可能です。

SystemVueが標準で備えていない方式の符号化などを実行したい場合は、Mathlanguageと呼ばれるスクリプト言語を利用してその機能を追加実装することができます。

 

  • SystemVueによるLTE-Advancedの信号生成と測定
   
  (2) Flex OFDMの機能で独自のOFDM信号を生成
 

SystemVueのFlex OFDM機能を使用することによって、任意のOFDM信号を簡単に生成することが可能です。

Flex OFDM信号源ブロックは、一つのユーザ・インタフェース上からプリアンブル, パイロット, ペイロードデータといった各要素のパラメータを設定することができるようになっています。

生成した信号はVSAソフトウェア89601BのカスタムOFDM復調機能(Opt.BHF)を使用して解析することができます。

VSAソフトウェアで復調時、パラメータを設定するために使用されるConfiguration Fileは、SystemVueが信号生成時に自動生成しますので、VSAソフトウェアでの復調設定は非常に簡単です。

 

  • SystemVueを使用したフレキシブルOFDM信号の作成
   
  (3) 測定器とリンクして実測に波形を使用
 

SystemVueで生成した信号波形は、キーサイト・テクノロジーのデジタル信号発生器(MXG, EXG, ESG, PSG)や任意信号発生器(M8190A, 81180B, N8241A, N603xA, N933xA)にダウンロードして、実際のデバイス測定に使用することが可能です。

アナライザ等の測定器にリンクして解析を行うVSAソフトウェアもSystemVue上で使用できるので、信号の生成-信号源からの信号発生-解析データの取り込みという一連の流れをシームレスに実現することが可能です。

 

  • フレキシブルOFDM信号の作成、解析、トラブルシューティング
  • Using SystemVue to Integrate Wireless PHY Design, Validate, and Test
   
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